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フットボール漬け。
24時間365日サッカーの事ばっか考えてるりーやんの雑記帳。試合の感想とか気になった選手とか。
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W杯総集編
記憶の薄れないうちにと思い録画したスカパーで試合を見直してるけど、
早いトコ見終えちゃわないとシーズン始まっちゃうなぁ。閉幕の余韻に浸ってる場合じゃない。
客観的に記憶を整理する前に、リアルタイムで見た今大会64試合の印象を。

大会ベストゲーム
1位:ドイツvsポーランド
2位:ポルトガルvsオランダ
3位:イングランドvsポルトガル
4位:チェコvsイタリア
5位:ブラジルvsフランス

大会ベストゴール
1位:Cambiasso(アルゼンチン:セルビアモンテネグロ戦パスワーク)
まあゴールというかパス回し。無理せずじわりと崩していく様はバルサ黄金期の域。
2位:BakaryKone(コートジボワール:オランダ戦ドリブルシュート)
今大会ミドルは多かったけどドリブルシュートってあんまり無かったな。
外に流れながらの浅い踏み込み、軸足を抜きながらボールは逆サイドへ。
それでいてあの威力と弾道というのは、半端にサッカー経験のある者として信じられない。
3位:MaxiRodriguez(アルゼンチン:メキシコ戦延長ドライブボレー)
数多くサッカーを見ていれば似たようなシュートは稀にお目にかかれるが、
パフォーマンスとシチュエーションがここまで高次元に噛み合ったゴールはなかなか無い。
4位:Torres(スペイン:ウクライナ戦ダイレクトボレー)
Puyolの飛び出しとルーレットに尽きる。Torresもカッコつけすぎ。
ゴールに思い切り蹴り込んだシーンは、FWの存在感が薄かった今大会で
最もストライカーらしさが感じられた一瞬だったと思う。それにしても絵になる男だ。
5位:Rosicky(チェコ:アメリカ戦1点目のミドルシュート)
数多くあったミドルの中ではやっぱこれがベストかな。直前のパスワークも含めて。

シチュエーション的に最も興奮したゴールはBarnetta(スイス:トーゴ戦終了間際の追加点)、
上記のMaxi、Grosso(イタリア:ドイツ戦延長の決勝点)あたりだろうか。
芸術性ではJoeCole(イングランド)のドライブシュートも捨て難かった。
番外としてDempsey(アメリカ)、NunoGomes(ポルトガル)のゴールをアシストした
BeasleyとFigoのラストパスを大会ベストクロスとして挙げておきたい。
2点とも本当に美しい、サイド攻撃のお手本のようなゴールだった。

大会ベストイレブン
GK:Buffon
DF:Cannavaro、Ayala、Zambrotta、Miguel
MF:Vieira、Mascherano、Perrotta、Rivery
FW:Klose、Crespo
大会MVP:Cannavaro(次点:Vieira)

ジズーがワールドカップMVP受賞。
マンオブザマッチの選考の適当さは仕方ないとしても、
ポイント投票制のこの賞は権威を保ってくれると思ってたんだけどな。
数日前に書いた大会オールスターの23人にも選ばなかったように
決勝戦の退場には関係なく、彼は今大会において優れたプレーヤーではなかった。
引退は残念だが、引退する選手が偉い訳ではないし、大会MVPは功労賞ではない。

ヒーローは作られるものである、という側面があるのは否定しない。
ブラジル戦で決定機を外した柳沢が戦犯扱いされ、
ジズーが決勝戦の延長前半にどフリーの決定機を外した場面は
完璧なヘディングと評されこの試合のハイライトとなる。
だが意図的に作り出されたヒーローの中に真の英雄は存在しない。
彼らは所詮紛い物で、代わりが見つかれば捨てられる。
ジズーはそうではなく本物の、フットボールの歴史上数少ない真の英雄の1人。
それだけに、今回あまりに安っぽくヒーローに祭り上げられてしまった事で
彼が今まで残してきた偉大すぎる功績が色褪せてしまわないか心配だ。

もちろん彼に責任があるわけではない。
自分の力の及ばないところで商業的価値を高められ、
不世出の名プレーヤーは経済社会に搾取され続ける。哀しい事だ。
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テーマ:2006年FIFAワールドカップサッカー - ジャンル:スポーツ