ワールドカップグループリーグE組チェコvsイタリア☆☆☆☆
チェコはKollerもLokvencもいなくてどうすんのかと心配してたらBarosが復帰。 イタリアは前半17分にNestaが負傷でMaterazzi投入という不安の立ち上がり。 Nestaは大舞台になるといっつも怪我してるイメージあるなぁ。ツイてない。 CKからそのマテ兄に先制を許してしまい、チェコは相変わらず ゾーン時の守備の不安を露呈するが、この日のチェコはいい。
中盤の激しいプレスからボールを奪うと、 真っ白な4-1-4-1のラインが一斉に相手陣内へと流れ込んで行く。 1トップのBarosに本来のキレは感じられないものの、彼はその分身体を張って潰れ役に徹する。 アメリカ戦でのGalasek同様ボランチに入ったPolakのフォローも効いている。 ピンチの芽を未然に防ぎ、バイタルエリアに入ってくるボールをほとんど相手に触らせない。 NedvedとRosickyは豊富な運動量と勇気を持った飛び出しでルーズボールを奪いまくる。 イタリアは流れの中からほとんどチャンスを作れなかった。
しかし前半ロスタイム、チェコの守備を支えるPolakが退場処分。 カテナチオサッカーで得意のウノ・ゼロに持ち込みたいアズーリにとっては願っても無い展開に。 Polakの穴は大きく、前半徹底的に潰されていたTottiが 自由に前を向いてボールを捌きだすと、後半はイタリアがゲームを支配。 チェコもリスクを覚悟で攻撃の枚数を減らさずに、虎視眈々とチャンスを窺う。
Buffonの好セーブ、カウンターからピッポのダメ押しゴールで敗退が決まってしまったものの、 そこにガーナ戦で完膚なきまでに叩きのめされたチェコの姿はなかった。 特に前半はアメリカ戦同様、チェコの攻撃サッカーを存分に楽しませてくれた。 これでもう二度と今のメンバーのチェコ代表を見る事はできないんだな。 Polak、Plasil、Grygera、Rozehnal、Rosicky。 経験を積んだ次世代の中心選手たちは、次回のユーロでどんなサッカーを見せてくれるだろうか。
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テーマ:ワールドカップ2006 - ジャンル:スポーツ
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